お疲れ様です、tnbです。
プライベートで少しバタバタしてしまいあまり更新できていなかったのですが、すこし心にも時間にも余裕ができてきたので久々に投稿します。
あまり凝ったものを書くのも疲れるので、今回は僕が好きな小説をいくつか紹介をします。ゲームやアニメばかり見てると思われがちですが、意外と読書も好きなんですよね。
さよならドビュッシー

中山七里さんの「音楽」と「ミステリー」が合わさった、「ピアノを弾くこと」「生きること」の意味を問う青春推理ドラマ。第8回「このミステリーがすごい!」の大賞作品。
3行あらすじ
火災で大やけどを負った少女・香月遥が、再びピアノを弾く夢に挑む。天才ピアニスト・岬洋介の指導のもと、音楽と生きる力を取り戻していく。やがて火事の裏に隠された衝撃の真実が明らかになる。。。
好きなポイント
要約の最後にもある通り、最後の衝撃の真実がとても衝撃で、うわ、やられたっ、なるほど、となりました。また、ピアノの音を文字に落とし込む表現力が中山七里さんすごすぎて、音楽全く聞いていないのに、本当に聞いているかのような感覚に陥るのがすごい。
また、この「さよならドビュッシー」はシリーズ化されているのですが、基本的には音楽を軸としてそれを取り巻くミステリーを岬洋介が解決するという構成となっており、岬洋介ならきっとなんとかしてくれると安心して見れいられるのも良いポイント。
ちなみに、シリーズの中ではダントツで「いつまでもショパン」が好きです。最後泣きました。
氷菓

米澤穂信さんの「古典部シリーズ」の第1作、省エネ主義の高校生が仲間たちと身近な謎を解き明かしていく青春ミステリー。
3行あらすじ
省エネ主義の高校生・折木奉太郎が、好奇心旺盛な少女・千反田えるに巻き込まれ、古典部の謎を追う。33年前の事件と「氷菓」という言葉に隠された真実を解き明かしていく。小さな謎を通して、青春の痛みと成長を描く日常ミステリー。
好きなポイント
えるたそー。
一番最初はアニメから入ったのですが、氷菓の意味を知った最後のシーンがやはり一番衝撃的でした。
以降、古典部シリーズの小説版も一通り読み、氷菓ほどの衝撃はないもののそれぞれの話では普通のミステリー作品では扱わないような絶妙な謎に対して、解を出したり出さなかったりと、一風変わっている一面もあるのですが、その感覚がまたちょうどいい。
あとは省エネ主義折木奉太郎のスタンスをかっこいいと思う時期は皆誰しもあると思う。
流浪の月

凪良ゆうさんの「世間の常識では語れない“絆”」を描いたヒューマンドラマ。2020年に本屋大賞を受賞。
3行あらすじ
孤独な少女・更紗が、大学生の文と出会い、心の拠り所を見つける。誘拐事件として二人は引き裂かれるが、15年後に再会を果たす。世間に理解されない絆の中で、それでも自分たちなりの幸せを探し続ける。
好きなポイント
世間の常識ではない、自分だけの幸せの形があることを肯定してくれる部分が自分としてはとても刺さった。この本の影響で、(比喩だけど)夕飯の代わりにアイスを食べても許せるような家族にしたいと思えた。(表紙のアイスはきっとこういうことだと思っている)
凪良ゆうさんの作品の多くは世間の常識では測れない絆がテーマになることが多く、自分には想像もつかない事が多いけれど、本人たちの思いを知っていくとそういう幸せもあるのかととても考えさせられるのでとても好き。
いなくなれ、群青

河野裕さんの「階段島シリーズ」の第1作で、失望と希望、赦しと再生をテーマにした青春ミステリー×哲学的ファンタジー。
3行あらすじ
“捨てられた人”が集まる不思議な島に送られた少年・七草が、過去の同級生・真辺由宇と再会する。現実から目をそらしてきた七草は、真辺との対話を通して「生きる意味」と向き合う。階段島の謎と、自分の心の痛みを解くことで、彼は少しずつ再生していく。
好きなポイント
この本は哲学チックな考えが多いため、好き嫌いが別れると思います。が、この本を読んでいた大学生の頃の自分にはこの本に出てくるいろいろな考え方が刺さり、今の自分を作る一部になっている気がします。
今思うと、これを読んでいた当時に大事にしていた価値観や考え方は今の自分の結構変わってしまったなと感じていて(いい意味でも、悪い意味でも)、大学生の頃の自分はきっと今頃魔女に拾われて階段島で穏やかに過ごしていたりするのかなと思ったりしてしまう。
また、同じ夢を見ていた

住野よるさんの「幸せとは何か」をテーマに、小学生の少女の視点から描かれた温かくも切ない成長物語。
3行あらすじ
友達のいない少女・奈ノ花が、3人の大人たちと出会い、人生や幸せについて学んでいく。彼女はそれぞれの過去や痛みを知りながら、自分なりの「幸せの形」を見つけていく。やがてその出会いの意味が明かされ、奈ノ花は少し大人へと成長する。
好きなポイント
住野よるさんは「君の膵臓を食べたい」が有名でそちらも好きではありますが、個人的にはこっちの作品のほうが好き。
登場する3人の大人それぞれと主人公の菜ノ花との会話で進む道を見つけつつ、菜ノ花自身も成長していくストーリに感動に近いけれど表現が難しい気持ちになった。
そして最後は、ああ、そういうことだったのかという、これまでの話に納得がいくという構成でオチも非常に良かった。
チャーリーブラウンの名言、”Life is like an ice cream cone… You have to learn to lick it!” (「人生ってソフトクリームみたいなもんさ… なめてかかることを学ばないとね!」)になぞらえて、作中で「人生とは〇〇みたいなもの〜」という表現が所々出てきており、とても味があってよい。
以上、好きな本の話でした。
もし興味がある本があったらぜひ読んでみてください。それではまた。

